ダム・堰諸量

概説


ダム諸量とは、ダム操作を適正に行うために観測された観測値ならびにダムコンピュータで計算された計算値です。 ここでは、貯水量、貯水率、流入量、放流量、及び流域平均雨量を公開しています。

ダム・堰諸量の意味

貯水位:ダムの貯水面の高さを基準面から測ったものです。

貯水量:貯水位の観測値から「貯水位−ダム容量曲線」を用いて求めた容量をいいます。

貯水率:貯水位が観測された時点において、貯水量を計画利水容量で除した値を%で表しています。なお、計画利水容量は、期間によって異なる場合があります。

流入量:ダムへの流入する水の量をいいます。貯水位の観測値の時間的変化から「貯水位−ダム容量曲線」を用いて一定時間内の貯水量の変化を 求め、この間の放流量を加算して計算する方法が一般的です。

放流量:ダムから下流の河川へ放流を行うことのできる全てのゲート、バルブ等から流れている量及び発電所等の使用水量を合計した値を放流量といいます。 貯水位と各ゲート、バルブ等の開度から水理公式等を用いて各ゲート、バルブ等の放流量を計算し発電等使用水量を合計して求めます。

流域平均雨量:ダム上流域に降った雨の平均値です。ダム上流域に設置した雨量観測所で観測された雨量について加重平均化を図って求めています。